福岡ビジネスリーダーズアカデミーのブログ

9月に入っても猛暑が続いてますね～、ちょっと夏バテ気味です、、


本ブログのトップ画面をリニューアルしました。今後ともよろしくお願いいたします


さて、先週末に基礎コースの第2回講義「クリエイティブシンキング」が行われました。


まずは前回の宿題（店舗経営に苦しむ「川上さん」に、ロジカルシンキングで原因究明→対策立案し
アドバイスするワーク）を各自持ち寄ってグループに分かれて発表しあいました。






自分では筋の通った分析になっていると思っても、それが誰もが納得できるものに
なっているのかが問題です。


自分の得意な考え方のかたち（フレームワークなど）を持っている人の話は特に納得感がありました。
お互いに率直な意見を出し合って、良いフィードバックとなりました。


今回のテーマ「クリエイティブシンキング」には、ロジカルシンキングで設定した課題を
どう解決するかアイデアを出し、ビジョン（あるべき姿）を描くために必要な考え方です。


FBLAでは問題解決を下記のように定義づけています。


あるべき姿に向かって
進化しようとすれば、問題が生じる。
解決できるところから着手し、
70点主義で
納得をベースに現場が動く
サイクルをつくること。


すでに発生した問題ばかりではなく、隠れた問題やこれから想定される問題など、
前に進むたびに新たな問題に当たることになります。


問題にいかに早く手をつけるかが問題解決の第一歩です。
素早く「解決できるところから着手」するがクリエイティブシンキングの役割です。


クリエイティブシンキングの練習では、発想の練習を行いました。
（ゼムグリップを「紙をはさむ」以外の使い道を20個出すなど）


発想するときのポイントは
１　発想している時は自己規制しない
２　発想している時は否定しない
３　数多く出す　質は一切考えない


アイデアを出している作業をしている中で、これは違うかなと思って抑えたり、
その場で反省したりすることが多いのですが、これが発想を止めてしまうことになります。


アイデアはまず徹底的に出すことに専念して、それを振り返る作業と分ける。
出したアイデアをすぐその場で見直すと、否定しがちになってしまう。
一日以上置いて見直すことで、客観的に判断できる。
これがアイデア抽出（改善策の立案）のコツのようです。


また、演習では過去のヒット商品を振り返って、アイデアは「既存の要素の新しい組み合わせ」から
生まれているということが取り上げられました。


今あるもの同士を組み合わせたり、時には引き算したりすることがアイデアを生む出すのだと
いうことが実感できました。


常に発想を柔軟にしたり、アイデアが湧くようにするためには、自分に適したツール（道具）が
あると発想が促進されるということで、「マンダラート」と「マインドマップ」を使う練習も
行いました。


人の頭の中は混沌としており、ほとんどが言語化できていないそうです。
脳の自然な動きに近い上記のツールを使って書き出すと、発想しやすくなります。


アイデアを発想する際に気をつける点は、テーマ設定はできるだけ動詞表現で
「○○を～する」という形の方が、発想し易いようです。


（例：「英語」というテーマ設定をすると、「～する」が抜けており、英語の何について
考えるのかが曖昧→「英語を上達させる」とテーマ設定）


発想の練習で考えを書き出しだり、他の人とシェアしたりしていると、オートクライン
（書き出したり・会話することで自分の考えが整理することができる。セルフフィードバック）が
大切だなということがよくわかります。


また、クリエイティブシンキングは「あるべき姿（ビジョン）を描く」ために必要な
考え方ということで、前回の宿題「川上さんのケース」を例にとり、導き出した妥当解も
そもそも川上さんが目指す姿が違えば提案も的外れになってしまうことを学びました。


今回の講義は集中して考える時間が多く、終わった後皆さん疲れ気味でした（私はぐったりでした。。）
脳にいい汗かきました～


次回は、受講者が自分自身の「現状」と「あるべき姿（ビジョン）」から問題を導き出し、
対策を考え、プレゼンするというワークが行われます。


受講者のみなさん、おつかれさまでした