2012年06月08日
ロジカルシンキングで使われる言葉<SWOT分析>
福岡(九州北部)の梅雨入りも今日発表されたようで、傘の出番も増えそうです
さて、以前“ロジカルシンキングで使われる言葉”として
MECEについてご紹介しました(こちら)
MECEとは、『Mutually Exclusive Collectively Exhaustive』の略で、
“もれなくダブりなく”整理するための「枠組み」です。
目的に応じて、どのように分けていくかは異なっていくのですが、
今回はその中で、組織の戦略や企画・マーケティングの際などに
会社でもよく使われる言葉、SWOT分析をご紹介いたします。
ご存知の方も多いと思いますが、SWOTとは
『Strength(強み)』、『Weakness(弱み)』、『Opportunity(機会)』、『Threat(脅威)』
の頭文字をとったものです。
MECEでいうと、
大きく分けて、S(強み)とW(弱み)が、内部要因・環境<人材、資金、技術等>、
O(機会)とT(脅威)が、外部要因・環境<経済状況、規制、顧客・競合との関係等>
になります。
これらを組みあわせて、SからみたO、WからみたO、等のように
現状を分析していくことができます。
ここでは、SWOT分析について詳しくまとめられており、
参考になるのではというURLをご紹介いたします
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20070317/265494/
http://www.tdb.co.jp/knowledge/marketing/02.html
http://www.prosperity.jp/victory.html
http://www.s-naga.jp/k-page/10swot.html
http://consultantblog.blog123.fc2.com/blog-entry-116.html
http://format.fideli.com/powerpoint/r_id_search_ws_SWOT_ew__.html
(テンプレート集)
FBLA(福岡ビジネスリーダーズアカデミー)では、SWOT分析に限らずですが、
『真の原因をつかむ際のコツ』として、以下のことを挙げています。
外部要因はNotControlであることが多い
そのまま見ると手が付けられないと判断してしまう
内部要因は人の責任を問う方向に行きやすい
人に原因を求めすぎると、改善力が弱くなり、また隠されやすい
問題を生み出す内部的な「やりかた」「しくみ」に目を向けること
<例>
『市場が変わった』 市場の変化に対応するしくみがない
『リーダーが悪い』 リーダー育成のしくみがない
『技術がない』 技術を生むプロセスができていない
また、一見、NotControlであるように見えるものでも、
アプローチの仕方によってControlへと変えていける可能性もあります。
<例>
英語が上達しないのは、英語の先生の教え方がわかりづらいからだ(NotControl)
英語の先生に、どこがわかりづらいのか働きかけよう(Controlの可能性) 等。
また、人に焦点を当ててしまい、情報が上がってこなくなってしまうことは、
リーダーにとっては、望ましい環境とはいえません。
『〇〇が悪い』と浮かんだ際には
“そのプロセスは”と切り替えて考えることが大切なようです
お知らせ
FBLAでは、例年、4月・5月から開始するコースをご用意し、募集してまいりましたが、
今年度は、内容を変更(リニューアル)して実施することを検討しております。
コース内容や詳細が決定し次第、
当ブログでも改めてご案内させていただきます。
受講をご検討中の皆さまには、ご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解の程、何卒よろしくおねがいいたします。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました
2012年03月16日
【FBLA】仕事の定石コース<ロジカルシンキング・MECE>
久しぶりの更新になってしまいました皆さまいかがお過ごしでしょうか
さて、前回までは、現在実施されているFBLAの講義内容についてご紹介してきましたが、
今回は、ロジカルシンキングで使われる言葉について少しご紹介していきたいと思います。
以前、ビジネスで次々起こる問題に対して、
課題を設定し、解決・改善策を立て実行するには、
ロジカルシンキングとクリエイティブシンキングの組み合せが有効であるとご紹介しました。
『問題解決のプロセスは、
問題点の抽出・分析・課題設定までを、ロジカルシンキングを使いすばやく頭を整理し、
抜けモレなく分類・整理して原因や状況が理解できたら、
それを基に、クリエイティブシンキングを組み合わせて対策を立てていく』という流れです。
そこで講義中によく出てくるのが、MECE(ミーシー/ミッシー)という言葉です。
MECEとは『Mutually Exclusive Collectively Exhaustive』の略で、
(「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉:ウィキペディアより引用)
“もれなくダブりなく”整理するための「枠組み」です。
例えば、社員を「男性社員」「女性社員」に分ける。これにもれやダブりはありません。
しかし、社員を「正社員」「契約社員」に分けると、
「派遣社員」や「パート・アルバイト」等がもれてしまう、と言うことになります。
目的に応じて、どのように分けるかということになりますが、
何かを考える時、MECEであるかを心掛けるだけでも、
物事を思い込みや一方向からではなく、様々な切り口で見ることが
し易くなるように思います。
2分類の例としては、
『プラス マイナス』 『内部要因 外部要因』 『収入 支出』 『男性 女性』など、
3分類の例としては、
『陸 海 空』 『国立 私立 公立』 『固体 液体 気体』などがあります。
その他、4PやSWOT分析など。
講義で、福本先生がよく言われますが、自分の中で使いやすい分類わけの方法、
“ベリースペシャル”を1~3くらいまで決めておくと良いそうです。
今後このブログの中で、
これらの分類わけの方法やフレームワークについてもご紹介して行きたいと思います。
今回は、MECEについて詳しくまとめられており、参考になるのでは?
というURLを下記ご紹介いたします
http://allabout.co.jp/gm/gc/379372/
http://outputter.com/mondai-kaiketsu/mece.php
http://www.nikkeibp.co.jp/article/hco/20111111/290279/?P=1
最後までお読みいただき、ありがとうございました
受講生の皆さまは、今週土曜日が第3回目の講義(ジム)、
『プレゼンテーション』です。
雨などで、寒くなるかもしれませんが、お気をつけてお越しください
また、以前のプレゼンテーションの講義の内容は
こちらにも掲載されておりますので、よろしければ参考にしてください。
(クリエイティブシンキングはこちらです。)
よろしくおねがいいたします