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2011年07月06日

【FBLA】対人関係力コース<コーチング(2)>

先日、FBLA対人関係力コースの第2回ジム(講義)を行いました。
今回の内容は、前回の「コーチング」の続きと「リーダーシップとマネジメント」です。
以下は、コーチング「質問する」スキルについての当日レポートです。

前回、上手な傾聴と質問で、相手のやる気が上がり次の行動を促せるとご紹介しました。
ではどのように、質問すのがいいのでしょうか?

質問は大きく2つの種類に分かれます。(クローズドクエスチョンオープンクエスチョン)
クローズドクエスチョン確認時に使います。YES/NOで返答できる質問。
icon51答えやすいですが、こればかりだと(特に上司等からの場合)責められているような印象になります。(「担当者とはもうはなしたのか?」等)
オープンクエスチョン話を引き出したい時に使います。例)5W1H。
icon51クローズドと比べると、答えるのに時間がかかりますが何となくゆるい印象になります。(「何についてはなそうか」等。)
ただし、日本語のなぜ?には追求のイメージが強い傾向があります。(「なんでこんなことしたの?」等)
相手が防御体制に入ってしまうので、話を引き出したい時は、
なにがそうさせているの?」といった三人称の表現を使うと効果的です。



【例えば…】

前回のブログで、
相手の今週末食べたいものを“聞く・質問する”だけで話す演習を行いましたが、
その際の話し手の頭の中は右図のようなものでした。


このときの会話と質問を想像すると、こんな感じですicon50


週末は焼肉が食べたいな。」
へー。焼肉好きなの?(1)うん。好き。」
そうなんだ。どこかいきつけの店はあるの?(2)
「うん。〇〇っていう店。うちの近所にあって、カルビがすごくおいしいんだ。」
ふうん。カルビがおいしいんだ。どんな雰囲気のお店?(3)
そうだなー。座敷があって、わいわい騒げるような感じかな。友達と集まってよくそこで飲み会をするんだ。」ああ、そうなんだ。●●さんはお酒はなにを飲むの?(4)
「もちろんビールだよ!今週は忙しかったから、週末は焼肉でストレス解消したいなぁ。」
「なるほど。それはいいね。」

上記の会話では、(1)がクローズドクエスチョン、(2)(3)(4)がオープンクエスチョンですね。
このとき、質問する側が、
相手にとって答えやすい質問(yes/no)icon51答えを限定できる質問(いつ・どこ・だれ)
icon51
答えに幅のある拡大質問(なに・なぜ・どのように) へと拡げていっているのがわかります。

効果的な質問は、良いイメージを作り、現状を整理し、気づきを生み、自分で考える力を与えます
このように、
話のかたまりをほぐして、具体的な内容を引き出し、確認していくことをチャンクダウンといい、
「ストレス解消法は、ほかにありますか?」のように、チャンクダウンが十分できた後
視点や話題を移して幅を広げていくことをスライドアウトといいます。

講義では、この他、ステップに合わせた質問の仕方・設計や、バリエーションについても学びました。
質問する時は、聴く時は聴くことに集中しながら、基本的には予め設計し、自分のパターンとバリエーションをもって行うことが大切なようです。

受講生の皆さま、暑い中ご参加いただきありがとうございました!icon01

次回は、もう少しコーチングの続きと「リーダーシップとマネジメント」についてレポートします。
最後までお読みいただきありがとうございました!icon12

icon99おしらせicon99
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