2012年08月22日
【ご参考】新入社員意識調査とビジョンメイク
8月後半、まだまだ寝苦しい夜が続いていますが、皆さまいかがお過ごしですか?
さて、少し前、株式会社マイナビが
『2012年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~』
の調査結果を発表していました。主な概要は以下のようなものです。
社会人生活に対する期待は約8割(4月より増加)。
「自分が成長できる」ことに期待している人が最多、次いで「収入が得られる」。
不安を感じるのは、「仕事をうまくこなせるか」が最多、
次いで「上司・先輩・同僚との人間関係」。
「仕事を通じて叶えたい夢があるか」では、4月と比較し、
「ある」の回答が10%程度減少、「ない」が同程度増加。
社会人になって「厳しい」と感じた新入社員は約7割。
この会社に入ってよかったと思う瞬間は、
「先輩・上司に恵まれたと感じた時」が約5割と働く環境を重視。
4人に3人はOJTトレーナーがいながらも面談が十分に実施されていない、
またはOJTトレーナー自体がいないという結果。
入社して3ヶ月、仕事の厳しさを感じつつ、自分の成長に期待を寄せ、
働く環境(人間関係)を大切に思っている様子等が伝わってきます。
『夢があるか』との質問では、入社当時の感覚とは少しズレが出ているようです。
FBLAでは、モチベーションマネジメントの講義(ジム)の中で、
「ビジョン」と「実現」の心理メカニズムを学びますが、
その際、若手社員の“やる気の低下”に関しても以下のように触れます。
入社当初、夢を持っていても、
次第に実務に追われて、明確なビジョンが描きにくくなり、
そのビジョンに対するプロセスも見えなくなっているようだ
本人は「そんなはずじゃなかった」と言いそうだが、
ではそもそも「どんなはず」なのかについて、本人が明確に見えていないことが多い。
もしかしたら、上記の調査結果にもこういった側面があるのかもしれません。
本来、人間は、極めてはっきりとビジョンが描けていると、
モチベーションが極端には下がらないのだそうです。
「どんなはず」だったのか(ビジョン)のイメージ(未来につくる一枚の絵)を
しっかりつくっておくことが大切といえます。
ビジョンは、個々人の価値観の上に形成され、価値観は経験の上に形成されます。
ビジョンメイクは、過去の経験から、
どんなときにモチベーションが上がったか(下がったか)を知り、
ベースの価値観がどこにあるかを確認することから始まります。
若者の場合は、自分の経験ではなく、
親等によって価値観を形成されている部分があり、
希望はあるが漠然としていたりしてビジョンが描きづらいのだそうです。
自分の価値観だけで考えること、また、考えるのではなく
自分の中から「でてくる」ものを大切にし、
どうなりたいか等をなるべく詳しく、はっきり描いていくことが必要になるようです。
FBLAでは、ビジョンメイクの方法と、
その後の行動強化・フォロー方法についても学んでいきます。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました
おしらせ
少し期間が空きましたが、FBLAは10月開講に向けて現在準備中です。
詳しい日程・内容が決まり次第、本ブログでもご紹介させていただきます。
さて、少し前、株式会社マイナビが
『2012年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~』
の調査結果を発表していました。主な概要は以下のようなものです。
社会人生活に対する期待は約8割(4月より増加)。
「自分が成長できる」ことに期待している人が最多、次いで「収入が得られる」。
不安を感じるのは、「仕事をうまくこなせるか」が最多、
次いで「上司・先輩・同僚との人間関係」。
「仕事を通じて叶えたい夢があるか」では、4月と比較し、
「ある」の回答が10%程度減少、「ない」が同程度増加。
社会人になって「厳しい」と感じた新入社員は約7割。
この会社に入ってよかったと思う瞬間は、
「先輩・上司に恵まれたと感じた時」が約5割と働く環境を重視。
4人に3人はOJTトレーナーがいながらも面談が十分に実施されていない、
またはOJTトレーナー自体がいないという結果。
入社して3ヶ月、仕事の厳しさを感じつつ、自分の成長に期待を寄せ、
働く環境(人間関係)を大切に思っている様子等が伝わってきます。
『夢があるか』との質問では、入社当時の感覚とは少しズレが出ているようです。
FBLAでは、モチベーションマネジメントの講義(ジム)の中で、
「ビジョン」と「実現」の心理メカニズムを学びますが、
その際、若手社員の“やる気の低下”に関しても以下のように触れます。
入社当初、夢を持っていても、
次第に実務に追われて、明確なビジョンが描きにくくなり、
そのビジョンに対するプロセスも見えなくなっているようだ
本人は「そんなはずじゃなかった」と言いそうだが、
ではそもそも「どんなはず」なのかについて、本人が明確に見えていないことが多い。
もしかしたら、上記の調査結果にもこういった側面があるのかもしれません。
本来、人間は、極めてはっきりとビジョンが描けていると、
モチベーションが極端には下がらないのだそうです。
「どんなはず」だったのか(ビジョン)のイメージ(未来につくる一枚の絵)を
しっかりつくっておくことが大切といえます。
ビジョンは、個々人の価値観の上に形成され、価値観は経験の上に形成されます。
ビジョンメイクは、過去の経験から、
どんなときにモチベーションが上がったか(下がったか)を知り、
ベースの価値観がどこにあるかを確認することから始まります。
若者の場合は、自分の経験ではなく、
親等によって価値観を形成されている部分があり、
希望はあるが漠然としていたりしてビジョンが描きづらいのだそうです。
自分の価値観だけで考えること、また、考えるのではなく
自分の中から「でてくる」ものを大切にし、
どうなりたいか等をなるべく詳しく、はっきり描いていくことが必要になるようです。
FBLAでは、ビジョンメイクの方法と、
その後の行動強化・フォロー方法についても学んでいきます。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました
おしらせ
少し期間が空きましたが、FBLAは10月開講に向けて現在準備中です。
詳しい日程・内容が決まり次第、本ブログでもご紹介させていただきます。