2012年02月17日

【FBLA】 仕事の定石コース<ロジカルシンキング(2)>

寒い日が続いてますが、皆さまいかがお過ごしですかicon01

今回は前回のロジカルシンキングの講義の続きをご紹介します。
前回、ビジネスで次々起こる問題に対して
課題を設定し、解決・改善策を立て実行するには、
ロジカルシンキングとクリエイティブシンキングの組み合せが有効である
とご紹介しました。

問題点の抽出・分析・課題設定までは、ある程度妥当解がある部分なので、
ロジカルシンキング(論理的思考)で、すばやく頭を整理していきます。

こう書くとなんとなく難しく感じてしまいますが、
例えば、あなたが営業マンで、見積もりを検討していたお客さんから
「高いのでキャンセルする」と言われたとします。
この際、お客さんが本当に高いと思っているか・いないのか、
それらの各場合にはどのようなことが考えられるか
まで
(現時点で他の可能性【ぬけ・モレ】がない状態で、対策を立てる前までの段階まで)
すばやくもっていくということです。
ロジカルシンキングは、一面的・主観的ではなく、今何が起こっていて何が問題なのかを、
誰が見てもわかりやすく、合意がとれる(わかる)状態

すばやく作れる考え方・方法
といえると思います。

この時、脳を働きやすくして、考えを引き出したり整理するために、
『考えるツール』を使います。
今回は講義で実施したFish Boneというツールを使ったケーススタディをご紹介します。
下記の質問に対して3分間書きだしてみてください。

『なかなか英語が上達しません。あなたにとって何が原因なのでしょうか?』

書き出すときに注意することは、
icon99「だって〇〇なんだもん」の〇〇を埋めるような形で書くこと。
icon99なぐりがきでいいので思いつくまま、たくさん書くこと。付箋などを使うのもよいです。
icon99箇条書き・消しゴム使用は禁止です。
 ※思考は箇条書きで停止します(脳は放射線状に考えるので)
icon99同じ言葉を何度書いてもOKです。


【FBLA】 仕事の定石コース<ロジカルシンキング(2)>


 これを個人個人で出したあと、
 一枚の紙にざっと分類しながら
 短時間(5分程度)で貼り
 「中項目」のテーマを書いていきます。
 (右の写真のような感じでicon51





 でき上がると下の図のような形になります。
 (上下の□の部分が中項目です)

【FBLA】 仕事の定石コース<ロジカルシンキング(2)>

この時、かたい雰囲気ではなく、ワイワイガヤガヤしながら貼っていきます。
やってみると、おもしろい意見がどんどん出てきます。
(だって中学の英語の先生嫌いだったんだもん。等)

そして、大切なことは、貼った紙を1日以上の「養生期間」を置いて
後日みんなで検討するということです。考えを出す日と、検討する日を変えることで、
主観的ではなく、客観的に違う目で見ることができます。
何の気なしに書いたことが、後日見てみると意外なまでに芯をついていたりするそうですよ。

やっているうちに様々なことに気づいていきます。例えば(着眼点は)、
icon98なぐりがきした無意識のうちに思っていることでは?
icon98同じことを書いたそこに重点があるのでは?
 (みんなが書いたそこに重点があるのかもということを皆で確認できる。)
icon98笑いが起こった→ 真実だからでは? などです。

人は、記憶するよりも思い出すことに5倍
頭の回転より言葉で言うことに20倍のパワーを使うので、
「だって〇〇なんだもん」という言い訳を出しきって
思考を外在化(=みえる化)させていきます。
たくさんの量の考えを一度出し切り、後日、質を追求し分類・整理していきます。
(その都度適切な考えるツールを使います。)
きちんと抜けモレなく分類・整理して原因が究明できたら
それを基に対策を立てていく流れになります。

最後までお読みいただきありがとうございましたicon67

icon53受講生の皆さまは、今週土曜日が第2回目の講義(ジム)、
クリエイティブシンキング』
です。
寒くなりそうですが、お気をつけてお越しくださいicon04
よろしくおねがいいたしますicon67



 【FBLA】仕事の定石コース<ロジカルシンキング(1)> (2012-02-01 15:15)

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