【ご参考・本】あなたが部下から求められている~50のこと

FBLA事務局

2012年12月12日 15:26

久しぶりの更新です
寒い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は、本 のご紹介です。

 『あなたが部下から求められているシリアスな50のこと』 
濱田 秀彦 著 (実務教育出版)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788910608


本著は、部下の方々のナマの声を一万人分集約、
50のピンポイントで示しつつ、
上司・管理職としてどのように受け止め、対処するかの提案がなされています。
部下好みの上司になる為ではなく、部下の求めを元に、
最適なリーダーシップの発揮やマネジメント行動に結びつけること、
優れた管理職として
高い目標を達成していくチームをつくること
が目標とされています。

この本は、以前発行された
『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』の姉妹編
として書かれた本で、出版後、著者の元に届いた、
「逆バージョンも作ってほしい」との
(部下の方達からの)声に応える形で作られています。
(上司が部下にこの本をプレゼントするといったこともあったそうです)



下記は部下からの要望と、上司としての対処の一例(要約)です。

  『上に強い人でいてほしい』
部下の要望で最多。簡単ではないが、この姿を見せないと信頼は得られない
上との信頼関係を築き、交渉力を発揮する必要がある。交渉は先手を打つ


  『もっと席にいてほしい』
原因は上司のプレイングマネジャー化、会議や打ち合わせが多いこと等。
部下の話をよく聞き、
短い時間で濃密なコミュニケーションをとること。
打ち合わせに同席させる等、共有時間を増やし、徐々に仕事を部下におろす


 その他、『先見性をもってほしい』、『ほめてほしい。認めてほしい。』等、
様々な環境で聞かれそうな言葉から
『フェイスブックに「友達申請」しないでほしい』等、
時代を感じさせるものもあります。

 また、上司として身につけておきたい3段階の叱り方、
若者のモチベーションアップにつながる3つの実感、
効率よく部下に仕事を教える2つのポイント
等、
具体的な方法も多く述べられています。

PC環境の充実等で会話の機会が減る中、
立場の異なる人の意向を察することは、
より難しく、より必要とされていることなのかもしれません。

上司・リーダーとして、マネジメントや、
部下の気持ちがわからない等の悩みがある方はもちろん、
上司・部下、どの立場で読んでも、
それぞれの見えること・見えないことに気がづくチャンスを与えてくれ、
それを望むべき方向へと変えてくためのヒント
詰まった本ではないかと思います。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました

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