【FBLA】対人関係力コース<コーチング(3)>

FBLA事務局

2011年08月17日 13:24

前回の更新から時間があいてしまいましたが
今回は前回の続きコーチング“理解する”に関するレポートです。

“理解する”には、“言っていることが分かる(受容)”と、
言っていることの背景が分かる(共感)”の二つがあります。
受容するときには、反論でも同意でも非難でも賞賛でもなく、
相手が話したかったことが伝わっている”ことを伝え、
共感する時には、相手の話したことに対して自分の思いを伝えます。
このとき、前提になるのは、互いに安心感」があることです。

ジム(講義)では、これを理解するためにキャッチボールの実習をおこないました。
コミュニケーションや会話は“キャッチボール”であるというフレーズは、
どこかで聞いたことがあるのではないかと思います。
しかし、実際に“ボールが言葉である”とイメージしながら実践するととても興味深いです。
通常は、下記のように相手を見ながら一定のリズムで右・左にボールを行き来させます。




この後、片方の人(右:福本先生)が以下の9項目を行います
(マークは下記に写真のあるものです)

(1)持ったまま時間が経つ  (2)受け取る姿勢が相手に見えない
(3)投げ方やスピードが変わる (4)一度に沢山返す
(5)受け取っても返さない   (6)とらない・捨てる
(7)他の方をみながら    (8)突然後ろからぶつける
(9)違うものを返す





の写真のように、話自体を聞いていない(ボールを受け取らない)、
聞いているのにあいづちを返さない(ボールを返さない)、
携帯を触りながら話す(他のほうを見ながらボールを投げる)等は、時々ある(やってしまう)ことですよね。
また、急に後ろから大声で話しかけられたりAの話をしたのにBの話が返ってくると戸惑います。

このような時、受け手は話の未完了感が気になったり、(ストレスに繋がるそうです。)
疎外感や恐怖・重みを感じて、次第に会話をしなくなり(諦め/防御)、
結果的に情報が入りづらくなっていきます。

また、言葉だけでなく態度が与える影響も多大です。
相手に与える印象は、意外にも、
見た目・態度55%、話し方38%、内容7%(メラビアンの法則)で、
何を話すかよりも、どんな態度で話すか伝わり方を変えるため重要なのだそうです。

まず、全身で、「受容のサイン」を送り、「受容のコトバ」を返す(サインを送ることで、
相手はさらに安心感を持ち(ペーシング)話しやすくなっていくようです。

リーダーとして、多くの情報を集め、適切な対処を行うことが必要な時ほど、
まずは、相手を理解している(しようとしている)ことを言葉と態度で適切に表し、
安心して会話ができる環境「何でも話せる空気」を整えることが必要
といえます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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