2012年12月26日

【ご参考】アジア4カ国の上司像と働き方に関する調査2012

寒い日が続いていますね。
2012年もあと少し、皆さまにとってどんな一年だったでしょうか?

さて、今回は、リクルートマネジメントソリューションズが発表した
アジア4カ国の上司像と働き方に関する調査2012
(上記の4カ国中の上司のマネジメントスタイルと、日本との異同についての調査)
をご紹介いたします。
(以前、当ブログで、同社による『部下の信頼を得る上司とは
~日本・中国・シンガポール・インドの比較調査から~』
という調査もご紹介しています。icon51 http://fbla.yoka-yoka.jp/e870612.html


【管理職に必要なこと】
icon98 「判断力が優れていること」は4カ国共通
(中国・シンガポール・日本:1位、インド:2位。)
次点は、中国は、優れたバランス感覚」、
シンガポールは、常に前向きな態度であること」。
インドの1位は、年功を積んでいること」。

【理想の上司の特徴】
icon98 中国・インドは「部下のヤル気を引き出す」、
シンガポールは「部下の納得性」を重視。
評価対象については、日本は「周囲への支援の有無も評価する」上司、
中国・インドでは「個人目標の達成のみを評価する」上司を理想と回答。

icon98 計画立案と遂行のスタイルでは、
日本は「大まかな計画を立て、状況に応じて柔軟に仕事を進める」上司、
シンガポールは「詳細な計画を立て、その通りに仕事を進める」上司を理想と回答。


【理想と現状の差】
icon98中国、シンガポール、日本は「部下と話し合う」ことを望むも、現状の評価は低い


現在、部下から満足・信頼できると感じられている上司の特徴】
icon98中国は「部下の意見、主体性を尊重する上司」、
インドは「過去の成功や失敗に学ぶ上司」、
シンガポール
は「部下の納得性に配慮する上司」、
日本「部下を総合的に評価する上司」


【就労意識・働く目的】
icon98中国は「才能発揮」、シンガポールと日本は「収入を得ること
icon98インドは「お金を得るため」が48.7%、「社会の一員として務めを果たすため」が46.3%

icon98働く上で重視することは、インドが「高い地位に就くこと」、
中国・シンガポールは「専門知識・技能を磨くこと」。
(シンガポールは「仕事とプライベートのバランスが保たれていること」も僅差。)
日本は、「多くの報酬を得て、経済的に豊かな生活を実現すること」。

【仕事・職場と行動】
icon98仕事と職場の特徴では、中国トップダウンによる意思決定」、
インドは「一人で独立して仕事を進める
icon98職場における行動特徴について、
インドは「反対意見があっても気にせず主張する」が62.3%、日本15.3%


各国で、リーダーに求めるもの・仕事の上で重視することは異なるようです。
海外赴任等の際、考え方の違い等から
マネジメントに苦心するといったケース
もよく聞かれます。
これらの結果は、グローバルな感覚・環境で仕事をすることを求められる場合、
リーダーに期待される役割を考える参考となる資料ではないかと思います。

(『育ってきた環境が違うから』という歌詞ではありませんが、)
どちらによいか・合わせるかではなく、感覚の違いをお互いが自覚し
状況に応じて、どのようにすり合わせていくかが大切なのかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございましたicon67
また、今年のFBLAブログは今回が最後の更新となります。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さいicon12




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Posted by FBLA事務局 at 16:13│Comments(0)ご参考
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