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2011年02月02日

1月対人関係力コース(コーチング編①)

年が明けてあっという間に1ヶ月が経ちましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。


さて、先日福岡ビジネスリーダーズアカデミー(FBLA)1月コースを開講いたしました。
今回も学生から経営者まで、様々な年代やポジションの方にご参加いただきました。


対人関係力コースでは、【コーチング】をテーマに実施しました。


人は、会話によってモチベーションが上がったり下がったりするもので、
それは仕事の現場でも日常生活でもいえることです。


コミュニケーションは大事だとよく言われますが、考えてみると、どんな会話が
いいのか等学校でも会社でも教えてもらう機会はほとんどありませんでした。


今回は、「相手の自発的な行動を促すコミュニケーション技術」であるコーチングを学び、
ビジネスリーダーに必要な個人と組織のパフォーマンスを最大限に引き出す技術やメカニズムを
知る→実践→ふりかえる、「コミュニケーションラボ」と称して、何でも試してみようということ
でスタートしました。


まずは、2名一組で3分間の会話で、話し手は今晩食べたいものについて話し、
聞き手は「聞く」「質問する」の2つの技しか使わずに話を聞くワークを行いました。





「話を聞いてもらって、質問してもらうだけで頭に映像が浮かんできた」等、
話し手のテンションがあがったという組が多数でした。
一方、テンションが変わらなかったグループは「聞き手が少ししゃべり過ぎていた」
と感じたようでした。


その後も、聞き手が話し手の話に全く無反応の場合や、上司と部下の会話の
ケースワークなど、実際にやってみて感じてみるということを繰り返しました。





相手が全く無反応なのにしゃべりつづけないといけない数分間は、倍以上の
時間に感じましたし、苦痛でしたicon41


ビジネスパーソン100名に聞いたところ、「いいコミュニケーションだった」と
感じるときとは、「聞いてくれた」「相手が分かってくれた」「話が充分にできた
(引き出してくれた)」と感じた時なのだそうです。


「聞く」「質問する」という行為が、コミュニケーションでモチベーションを上げる
ということが分かったわけですが、聞き方・質問の仕方次第ではモチベーションが
下がるということも実践によってよく分かりました。


また、人は言語化して話し、それを自分で聞くことではじめて自分の考えに気付くようです。
他人と会話をしながら、自分の言葉を自分で聞くことで、映像が頭に浮かんだり、自分に
言い聞かせたり自分自身とも対話をしているからなのだそうです(オートクライン)。


このオートクラインを促すのがコーチングという手法です。


話を適切に引き出す(聞く・理解する・質問する)ことで、相手は安心感を持ち、
モチベーションが上がったり、考えが明確になったりするのだそうです。


「きく」というのは単純なようでなかなか難しいものです。


というのも、人の脳は話す能力より聞く能力が高いため、そこにギャップ
がうまれ、他人の話を聞くのが難しい・苦痛になってしまうようです。


それらを解消し、相手に内面的な変化をおこさせながら、自身も聞くことを
楽しく・建設的にするためには、聞くことを『受動』ととらえず、きく姿勢を
整え、『能動的に聴く』(=積極的傾聴)ことが必要なのだそうです。


また、相手の話や考え方がどうしても共感できない場合もなかなか「きく」こと
が難しくなります。


共感はできなくても、「あなたは思ってるんですね」と「受容」する態度が
聞いてもらっているという感覚を相手にもたらすようです。


今回は「きく」ということに着目して、ワークで実践しながら、どんなときに
「聞かれている感じ」がするか、「聞かれている感じ」になるためには何が
必要なのかなど、「きくこと」に関して何が必要かを考えました。


次回は「質問する」スキルからコーチングの手法をさらに深く学びます。
受講された皆さま、お疲れ様でしたicon77

  


Posted by FBLA事務局 at 23:26Comments(0)2011年1月対人関係力コース